エンジニアが転職活動を行う際に失敗しやすいのが、面接の場面だ。好印象を与えようと、一生懸命に自分をアピールするのは良いことだが、過剰なアピールになってしまわないように注意することが大切である。過去の成果や積んできた経験について一方的に話してしまうと、面接担当者の話を聞いていないのではないかと疑われてしまう。相手がどのようなことを聞きたいのかをしっかり汲み取った上で、過剰にならない程度のアピールで、質問の的を得た回答をすることが望ましい。
また、当たり前だが面接の練習は事前にしっかり行っておく必要がある。志望動機や自己PR、今後自分がどのように活躍していきたいかなど、予想できる質問への回答を自分なりに準備しておき、何度も受け答えする練習をしておこう。ときには、転職を希望する企業の理念や経営方針などを質問されるときがある、そのような質問にも瞬時に答えられるようにあらゆる質問を想定しておいた方が良い。
転職理由として、勤め先の悪口を言うのも言語道断だ。決して不満を口にすることなく、意欲が見て取れるような回答に変換することが大切である。
そして、転職が決まってからのギャップを避けるためにも、給料や勤務、手当、福利厚生などさまざまな条件について確認しておく必要がある。たとえば、職種だけでその職場を選択し仕事内容を確認していなかったら、実は自分が不得意な分野での業務も含まれていたということも考えられる。そのため、全ての条件を確認し、自分の理想とする条件に近いかどうかを納得して応募することが望ましい。
上記に記載したことだけが全てではなく、そのほかにも転職を成功させる秘訣はいくつかあり、いかに真剣に向き合って対策を練るかが鍵となるのではないだろうか。